1泊しただけですが、ゆっくりくつろがせてもらいました。毎日いろいろな客によくがんばってサービスされてるなという印象です。離島に生まれ住み、働くことのせつなさを考えさせられました。ほとんど休みなしに客を受け入れてられるのですし、日や時間帯によっておばちゃんの気分が多少変わるのも無理もないと思います。古い石垣の立ち並ぶ集落の中にあり、道はずれのヤギに挨拶しながらの朝の散歩などはとてもいい気分です。家族連れで泊まりましたが、同宿者も控えめな方が多く、ゆんたくも心地よかったです。息子さんが夕陽を見に連れて行ってくれたり、おばちゃんが戦時中の波照間のことをきかせてくれたり…とにかくここの人に限らず、旅行者に比べると地元の人の存在感はくっきりとしています。他の宿のことはわかりませんが、人間のあたたかさとせつなさが感じられる、もう一回お世話になりたいなと思える宿でした(特筆すべきは食事です。おばちゃんの手料理はとてもおいしく、すこし疲れ気味だった体調が回復しました)。ご主人が昨年に亡くなられたとのことで、そのことを語るときのおばちゃんは寂しそうでした。
ジロー さんからの口コミ(2007/08/02(Thu) 20:24)
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